或る部屋の本棚

読書、鉄道、旅などのことを自由に書いてます。

北海道旅行_1日目

  先日、4泊5日で北海道に旅行に行ってきました。観光したのは主に札幌と美瑛です。飛行機を使って普通に行くのではつまらないので、行きは仙台からフェリーを使うことにしました。

・東京から仙台へ

 朝、新宿駅から高速バスに乗って仙台へ。WILLER EXPRESSの高速バスに乗りましたが、このバスがスゴかった。予約した時に4列シートと書いてあったので普通の高速バスだと思っていました。しかし、いざ乗ってみると夜行バス用の車両だったらしく、座席がリラックスシートで、可動式の枕、レッグレスト、プライベートモニタ、ゲームのコントローラなどが備え付けられ豪華でした。おかげで、東京から仙台までだと5時間とかなりかかるけれど快適な乗車でした。しかも料金は3900円。安い!旅行で高速バスは初めて利用しましたけれど、快適だし、何より安いです。数時間ぐらい、本読んでればすぐ経つので旅行で高速バスを使うのは全く苦ではないことがわかりました。

・仙台に到着

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 昼に仙台駅に到着。まずは、昼飯を食べるところを探すことに。仙台駅にある「大衆食堂 半田屋」という宮城県が書店の定食屋チェーンの店に入ったのですが、安さに驚きました。塩ラーメンがキャンペーン中で190円ぐらいだったし、自分は広東麺とご飯を食べたけれど、たしか450円ぐらいでした。買う前は、量が少ないのかなと思ったけれど、普通の量で、味もおいしかった。関東にも進出しているらしいですが、東京にはないようです。ザンネン…。

 昼飯を食べた後は、フェリーの乗船時間までまだ結構時間があるので、仙台の街をあるくことに。東北一の繁華街といわれる国分町や、閉まっていたけれど「せんだいメディアテーク」などを見ました。やはり、仙台は東北地方で一番大きい都市だけあって、かなり栄えてますね。

仙台港へ移動

 夕方になると、仙台港を目指して仙石線に乗り中野栄駅で下車。中野栄駅からはバスに乗れば、10分ほどで仙台港に着くけれど、バス代をケチるために徒歩で移動。しかし、歩くと結構距離があった………。「バスで10分」はバスに乗るには勿体ないし、歩くには少し遠い距離だということを、今回の旅行で学びました。

 仙台港に向かって歩いていると、新車を乗せたカーキャリアのトラックが次々に港に向かって走っていくのが見えました。トラックの積んでいる車を見ると全部トヨタ車。そういえば、宮城県にはトヨタの工場があるのでしたね。仙台港に近付いてくると、ナンバープレートもホイールキャップもつけられていない、いろいろな会社の車がたくさん置いてありました。これは、国内に発送するのでしょうか、それとも海外に発送するのでしょうか。新車がたくさん並んでいる光景はなかなか壮観です。他にも、大型トラックやコンテナなどがたくさんあり、ここが東北の貿易拠点であることが感じられました。

・いよいよフェリーに乗船

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 20~30分ぐらい歩いたかもしれません。ようやく仙台港へ到着。目の前には、今夜の宿となるフェリーが見えました。今回利用したのは、名古屋~仙台~苫小牧を航行する太平洋フェリーです。太平洋フェリーには「いしかり」、「きそ」、「きたかみ」の3つの船があって、日によってどの船が来るか変わりますが、今回自分が乗ったのは一番古い「きたかみ」でした。(本当はフェリー・オブ・ザ・イヤーを受賞したという、「いしかり」に乗ってみたかった………)。乗船手続きを済ませていよいよフェリーに乗りこみます。

 フェリーは思っていたよりもずっと大きく、かなりキレイです。このフェリーには客室には2等、B寝台、A寝台、1等、特等、セミスイート、スイート、ロイヤルスイートがあるのですが、自分はどうせ寝る時以外は部屋に帰ってこないのでB寝台にしました。飛行機や新幹線が発達している今の時代、フェリーを使って北海道に行く人なんてそんなに多くないのではと思っていたけれど、どの部屋もほとんど満室(ロイヤルスイートでさえ!)らしく驚きました。ロイヤルスイートは47500円ですが、仙台~苫小牧までそこまでの金を出せるってすごいですね。まず、船内に入って今夜、自分が泊まる部屋を確認することに。自分が泊まったB寝台は、二段ベッドが6台並んでいる部屋です。しかし、ここで一つ問題が、このフェリーのB寝台のベッドにはコンセントがないのです。スマホの充電ができない………。まあ結局、船内に急速充電器やパソコン用のコンセントがあるので何とかなりましたが。

 そのあと、夕食を船内のバイキングで夕食を食べることに。夕食は2000円です。ステーキ、パスタ、ちらし寿司などがあり、味はまあまあおいしかったです。夕食を食べた後は、船内でやっていた映画を見たり、展望通路のソファに座ってくつろいだりしてました。かなり大きな船なので、揺れないだろうと思っていたけれど、この日は海があれていたのか結構、船内は揺れていました。

 0:00ぐらいになったところで、風呂に入ることに。この日は前述のようにかなり船が揺れています。大浴場に入ってみると、並の波のプールよりきついのではないかと思うぐらい、風呂の中が大時化でした。浴槽に入ると水の動きが激しく、体を一点にとどめておくことが難しかったです。見回りに来た警備の人?から「大丈夫?」といわれたりしてなかなかおもしろかったです。風呂から上がると、展望通路で1時間ぐらいスマホを充電してこの日は寝ることにしました。